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ハワイアン・グルメ集合
ハワイの食材と各国の料理法とが融合したものが、現在のハワイアン・グルメ?
各国からの移民を受け入れ、多民族社会となった現在のハワイにおいて、厳密に「ハワイ料理」と呼べるものを挙げるのは難しい面があります。簡単に言ってしまえば、ハワイの食材を使い、各国の料理法で調理されたものが、今の「ハワイアン・グルメ」ということになるのかもしれません…。日系・フィリピン系・中国系・西欧系、さらにはそれらがミックスしたものまで、現在のハワイには様々なスタイルの料理が溢れています。ま、そうはいっても、最初にハワイに住んでいたポリネシア人=ネイティブ・ハワイアンの食文化を伝える「伝統食」なるものも、いくつかは存在します。そんな中から代表的なものをご紹介しましょう。
ラウラウ
タロイモの葉とティの葉で豚肉や鶏肉を包んで蒸し焼きにしたもの。肉の油が抜けたさっぱり味が特徴。
ロミロミ・サーモン
塩漬けのサーモンとトマト・ネギのみじん切りを塩と一緒に揉んで味をなじませたもの。ロミロミとは「揉む」という意味。
ポキ(ポケ)
マグロ、タコ、カニなどの生の魚介に長ネギやタマネギのみじん切りを加えて調味料で味付けしたもの。日本でいうお刺し身。
     
カルア・ピッグ
豚肉を土の中で蒸し焼きにした後、細かく裂いたもの。ポイをからめて食べたり、チリソースや醤油をつけながら味わうのが一般的。
ポイ
蒸したタロイモをペースト状につぶして発酵させたもの。ハワイアンの間ではご飯代わりに主食として食べられていた。
 
ルアウ・ショーで「カルア・ピッグ」
ハワイでおなじみのショーといえば、ルアウ(いわゆるハワイの宴会)。フラダンスやポリネシアン・ダンスなどを見ながら、ハワイ伝統料理を味わえるショーで、ホテルやガーデン、レストランなどが主催しています。メインの食事は「カルア・ピッグ」が 主流。夕暮れのダンスの前に、土の中で丸ごと蒸し焼きにしてある豚を掘り起こすのがショーのメニューのひとつとなっているところもあります。ハワイの1夜のプランにおすすめ。
(写真左)ルアウの歴史解説などを聞きながら、土を掘り起こしてアツアツの豚を引き上げるシーンを見学。カウアイ島、スミス・トロピカル・ガーデンのルアウにて。

(写真右)ルアウ・ショーではカルア・ピッグを味わいながらフラやポリネシアン・ダンスを楽しみます。
ハワイならではの味覚  エトセトラ
これぞメイド・イン・ハワイ
コナ・コーヒー
1828年、キリスト教宣教師が観賞用としてハワイ島(コナ地区)にコーヒーの木を植えたのが、ハワイにおけるコーヒー栽培のはじまり。収穫して即出荷できる他の農作物と違い、コーヒーの生産には摘み取りや乾燥など、手間がかかるため、最終的には辛抱強い日系移民が中心になって栽培を行なうようになったといいます。希少なため高価ですが、ブルーマウンテンに匹敵するほど、香りが高く深い味わいとされ、コーヒー通の間では根強い人気を誇っています。
フルーツ
一年中気候温暖なハワイは、フルーツの宝庫としても知られています。マンゴー・グアバ・パパイア・パッションフルーツなど、様々な果実が有りますが、なかでもハワイの人々の生活と密接に結びついていたのがココナッツ(ヤシの実)。果汁をジュースとして飲むほか、熟した実からオイルを抽出したり、割った後は器として利用したり……。昔から様々な方法でココナッツは活用されてきました。せっかく収穫した大地の恵みを無駄にしないーーそんなハワイならではの考え方がココナッツの利用法からもうかがえますね。
マカデミア・ナッツ
もともとは1881年にオーストラリアからの移民の手により、装飾用としてナッツの木が持ち込まれたのがはじまりで、1925年ごろに食料としての商業的な価値が見いだされ、ハワイ島コナ地方を中心に栽培が盛んになりました。栄養価が高いだけでなく、ナッツの脂肪はコレステロールを増加させないのでヘルシー。 チョコレートでコーティングしたものが一番有名ですが、ほかにローストしたもの、コナ・コーヒーやはちみつなどでコーティングしたものなど種類も多彩です。
ハワイアン・ワイン
ハワイでブドウが育つの? と意外にも思われるかも知れませんが、マウイ島南部のウルパラクアという丘陵地帯は、土壌が肥沃かつ気候冷涼で、ワインの成育にも適していて、カーネリアン種を使ったワインが作られています。ハワイ島キラウエア付近にもワイナリーがあり、「ボルケーノ・ワイン」として知られています。またブドウではなくパイナップルを使った「パイナップル・ワイン」もハワイの名物。トロピカル・フレーバーのワインは、ほかにパッションフルーツなどがあります。
ジャパンの香りがするメニュー
ロコモコ
一口に言うと「ハンバーグ&目玉焼き乗せどんぶり・グレービーソースかけ」。日系人の多いハワイ島ヒロから広まり、今ではすっかりハワイごはんの代表です。店によりさまざまな工夫が見られるのも楽しみの一つ。「モコ」は「混ぜる」という意味で、文字通りぐちゃぐちゃ混ぜて食べましょう。
スパムむすび
「スパイスハム」が詰まって「スパム」。ハワイではポピュラーな缶詰入りのハムです。スパムをこんがり焼いて俵型のおむすびに乗せ、細いノリを巻いたのが「スパムむすび」。スパムは塩分が強いので、さらに卵焼きをのせたものが、味のバランスもよく大人気です。